2013年6月25日火曜日

ブラック・アップル:中国で「黒いリンゴ」が成長

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●24日、河北省張家口市懐来県土木村では付近にある石炭市場の汚染の影響で洗っても色が落ちない「黒いリンゴ」が実をつけている。資料写真。


レコードチャイナ 配信日時:2013年6月25日 11時10分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=73663&type=0

長期の石炭汚染の影響か、洗っても色が落ちない「黒いリンゴ」が成長―河北省張家口市

2013年6月24日、新京報によると、河北省張家口市懐来県土木村では付近にある石炭市場の汚染の影響で洗っても色が落ちない「黒いリンゴ」が実をつけている。

 土木村から約2.5km離れた場所にある土木石炭市場では、大量の石炭がむき出しのまま放置され、風が吹くたびに真っ黒な石炭の粉や塵が空中に舞い上がる。

 村民は
 「石炭取引のピーク時には各社の石炭が集められ、選別やトラックに積み込む際の粉や塵が村の上空を覆い、避ける場所さえない」
と訴え、
 「その影響でリンゴの中に石炭の成分が入り込み、実をつけるのは全部黒いリンゴで、洗っても色が落ちない」
と話した。
 村民は政府に苦情を申し出て対策を求めているものの、深刻な汚染は14年間続いている。

 同石炭市場の11年末までの取引高は172億7500万元(約2764億円)で、その納税額は約3億2017万元(約51億2200万円)に達する。
 さらに、2007年から09年まで3年連続で「全国10大石炭市場」に選出され、12年には張家口市トップ100企業の第5位にもランクインするなど、村民の意見が反映されない原因は石炭市場の政府に対する巨大な貢献度にあるとみられている。

 また、村民たちは汚染に対する石炭市場からの補償の噂を聞いたことがあるが、実際に実行されたことはこれまで一度もないと話している。



レコードチャイナ 配信日時:2013年6月27日 9時53分 
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=73694&type=0

珠江デルタに新たな不安、野菜から高濃度の重金属を検出―広東省

24日、香港紙は「珠江デルタで栽培された野菜が重金属で汚染されている」との記事を掲載した。およそ2割が汚染されているとされ、現地住民の間に不安が広がっている。資料写真。

 2013年6月24日、香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは
 「珠江デルタで栽培された野菜が重金属で汚染されている」
との記事を掲載した。
 中国・広東省ではつい先月、カドミウム汚染米が市場に流入していたことが報じられたばかりだが、このほど珠江デルタで栽培された野菜のおよそ2割が重金属によって汚染されていることが明らかになり、現地住民の間に不安が広がっている。
 中国紙・環球時報も25日付でこれを報じた。

 省農業庁によれば、この地域はこの数十年で工業化が急速に進み、製造業ではカドミウムや水銀、ヒ素、銅などの重金属が多く使われていることを背景に、汚染は極めて広範囲に及んでいる。
 台山市や恵陽市、従化市、東莞市などの田畑で収穫された野菜を対象に調査したところ、含有する重金属が基準値を超えるものが10~20%に達し、一部からは鉛やクロム、亜鉛、ニッケルなどの残留も確認されたという。

 珠江デルタ地一帯には電子部品メーカーやメッキ工場、皮革製品や衣料品の工場が集中しており、中国で最も汚染が深刻な地域とされている。
 中山大学の研究では汚染水が農業用水に使われていることと、自動車や工場からの排気に起因する酸性雨が問題の主因だと指摘している。
 中国国家海洋局が公表した報告書は、2012年に珠江から南シナ海に流出した重金属は3700トンに上るとしている。

 珠江デルタの野菜が重金属汚染にさらされていることは2006年頃からすでに報道されている。
 政府は汚染に関する全国規模の調査を行ったが、その結果は未だ明らかにされていない。
 専門家らは、被害を拡大させないためにも調査結果などの情報を早急に公表する必要があるとし、さもなければ重大な社会的反発を招くことにもなりかねないと指摘している。



レコードチャイナ 配信日時:2013年6月27日 0時25分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=73725&type=0

<中華ボイス>
「外国の汚染食品は食べても中国食品は食べない」、これが世論だ!
―中国食品会社理事長


●26日、中国の食品会社・中糧集団理事長である寧高寧氏は、「ネットユーザーは、“外国の食品は汚染されていても口にするが、中国の食品は食べない”と発言した。これが中国の食品安全に対する世論だ!」と発言した。写真は先月北京市で開かれた食品関連の博覧会。

 2013年6月26日、カドミウムに汚染された米やメラミン入り粉ミルクなど、中国の食品安全問題は深刻な状態である。
 同問題について中国の食品会社最大手の中糧集団理事長である、寧高寧(ニィン・ガオニィン)氏は、先般北京市で開かれた食品安全に関するフォーラムで発言した。

 寧氏は、
 「私はネットで、ユーザーが書き込んだ一言に衝撃を受けた。
 外国の食品にも問題があると発言する人はいるが、ネットユーザーは、“外国の食品は汚染されていても口にするが、中国の食品は食べない”と発言した。
 これが中国の食品安全に対する世論だ!」
と苦言を呈した。




【自然生態系破壊:中国】

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