●6日、中国・北京市では立夏から一夜明けたこの日、気温が上昇し煙霧が発生。同日午前9時までに、全市の監測ポイント35カ所は軒並み、5級の重度汚染レベルを上回った。写真は5日の北京市。
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レコードチャイナ 配信日時:2013年5月8日 17時25分
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北京で再び煙霧、深刻な大気汚染は今後も継続―中国
2013年5月6日、中国・北京市では立夏から一夜明けたこの日、気温が上昇し煙霧が発生。
同日午前9時(現地時間=以下同)までに、
全市の監測ポイント35カ所は軒並み、5級の重度汚染レベルを上回った。
市環境保護監視測定センターによると、北京市の深刻な大気汚染の明らかな改善は当面見込めないという。
新華社通信が伝えた。
6日午前9時までに、
北京市内にある35カ所の監測ポイントのうち、
★.26カ所で5級重度汚染、
★.9カ所で6級深刻汚染をマーク、
主な汚染物質として観測されたのは、PM2.5(微小粒子状物質)だった。
6級深刻汚染が観測された観測ポイントのうち、永定門や南三環の午前8時時点でのPM2.5濃度は、1立方メートルあたり400マイクログラムを上回った。
北京市環境保護監視測定センターは中国版ツイッター「微博(ミニブログ)」で、
「同日午前9時の時点で、北京全市が、PM2.5による重度汚染・深刻汚染レベルに達したことから、全市民は戸外での運動や激しい肉体労働を極力避け、高齢者、子供、心肺疾患を持つ人は、防護策を講じるべき」
と呼びかけた。
中央気象台の最新予報によると、6日夜から9日にかけて、中国西部から東部までの広い範囲で雨が降る見込み。
このうち、西北地域東南部、南西地域東部、江漢、長江・淮河流域、江南、華南の各地で大雨、一部地域で暴雨となる予想。
これらの地域では、局所的に雷雨・強風・ひょうなど不安定な対流を伴う天候の恐れがある。
7日夜以降、華北や東北では、降雨によって大気の質が改善される見通し。
(提供/人民網日本語版・翻訳/KM・編集/内山)
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レコードチャイナ 配信日時:2013年5月10日 8時40分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=72132&type=0
不十分な大気汚染への対応、
チャイナドリームも「窒息」―英紙
●7日、中国では北京をはじめ多くの都市が深刻なスモッグに見舞われたが、効果的な対策がとられなかったことで「チャイナドリーム」が窒息させられるかもしれない。写真は6日の北京。
2013年5月7日、英フィナンシャル・タイムズ紙によると、中国では首都・北京をはじめ多くの都市が深刻なスモッグに見舞われたが、効果的な対策がとられなかったことで「チャイナドリーム」が窒息させられるかもしれない。
同紙コラムニストのギデオン・ラフマン氏によるこの記事は、急速な成長や業績ばかりに目が向けられてきたことで引き起こされた中国の大気汚染の深刻さは中国の新指導者・習近平(シー・ジンピン)国家主席の
「中国夢」(チャイナドリーム)
をかすませるほどのものとなっており、中国の指導者層に新たな国家成長の目標を求めるとともに、地方の官僚や産業界にも方向性の変更を迫る要因になっていると指摘している。
世界的医学誌・ランセットに掲載されたデータによると、大気汚染は2010年に中国で120万人が本来よりも早く亡くなる原因となり、北京だけでも同年に肺がん患者が60%も増加するという。
1940~1950年代に米ロサンゼルスで自動車排ガスが原因の大気汚染が発生し、
1950年代に英ロンドンで石炭が原因の大気汚染が発生したが、
現在の中国で発生している大気汚染は自動車と石炭の両方が原因となっており、それだけでも解決の困難さは深刻だ。
記事は
「習近平主席は中国を世界的な強国にさせようとしているが、強さにもいろいろな定義があるはずだ」
と締めくくられている。
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【自然生態系破壊:中国】
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